書くことが苦手と感じる人もいるかもしれません。伝えたいことを伝える言葉がなかなか出てこない人もいるかもしれません。そんな人たちが一緒に学んで、実践記録を書き、「いいこと」を味わってみませんか?
実践記録は「客観的事実を正確に書き写した」ものではありません。そこには目の前にいる人の多様な姿や思い、そして、実践に込められた私たちの思いが綴られています。実践記録を書くことによって、私たちは相手の思いを発見することができると同時に、「自分たちがなぜこの実践に取り組んだのか」という自分たちの意図を深く自覚することになります。それは、次なる実践の方向性を定めることにも繋がる重要なプロセスなのです。
とはいえ、実践記録を書こうとするとき、そもそもどんな実践について書けばよいのか題材選びから悩む人も多いのではないでしょうか。このコースでは、VTRを見て記録をとってみるワークなども取り入れながら、さまざまな視点を学び合うことも取り入れます。大切なことは、自分たちの実践に実践者なりの意味づけがなされ、そのような姿を導いた実践自体への面白さや価値に気づくことにあります。そして、それをどのように表現するのか、目にした現象を実践者なりの“言葉”で語る力が必要になります。
実践記録を書く上で必要となる「見方、語り方、意味づけ方」を自分なりに見つけていくとともに、それをどのように実践記録としてまとめていけば良いのか。実践の多様な見方・考え方を発見したい人、表現する自分なりの“言葉”を見つけたい人、自分の実践の中から方向性を選んで文章化したい人、一緒に学びましょう。
写真は、講師の坂本彩さん(坂本彩社会福祉士事務所)。
ゲスト講師:竹澤清さん(NPOあいち障害者センター)
授業の流れ(スケジュール・内容等の計画)
1日目 7月9日:実践記録を書こうとしてみる
映像を通して場面の切り取り方や子どもや利用者の姿の意味づけ方を考える
2日目 8月20日:エピソード実践記録を書いてみる
書いてみたエピソード記録を共有し、いきいきした姿が思い浮かぶか体験する。(伝わっているかな?)
3日目 9月10日:竹澤先生の講義 書き方のツボを学ぶ
→実践記録を書いてみる
4コマ目:個別添削
5日目 12月10日:みんなで共有
実践記録を読み合う
記述の仕方、表現方法について感想を出し合う
実践記録や実践の面白さについて語り合う
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